先ほど、ネットで買った背筋矯正ベルトが届いた。

185cm、ウエスト92の俺が使える背筋矯正ベルトはそんなに無いのだが、あおが使っている矯正ベルトを最大に伸ばせばなんとか使えるのが判明したので、今の自分にはかなり痛い金で購入した。

痛い金を出してまでなんで、買ったかといえば、あおが劇的に背筋の伸びがよくなり、肩が回るようになったからである。

先日、あおが義妹に紹介頂いたマッサージ師からマッサージを受けた。マッサージ師がボクの彼女は発達障害2の緊張時にマッサージをするという話を読んで何故か「揉んでみたい」という話になってたのである。

あおは整体を受けるのはあまり好きではないようだ。というか、以前整体に行ったら「あ、これ無理ですね。整体ではなく整形外科に行ってくれ」と言われて、整形外科からは「整体に行ってください」とたらいまわしされて、それ以降どうしていいかわからず放置していた、という状態であった。硬いというか、根本的に首の骨のつきかたが普通ではないからしい。何もかにも規格外だなと改めて思う次第。

それはさておき、紹介していただいたマッサージ師にじっくり体をほぐされたあおは体を動かして一言。「すげぇ、こんなに動くんだ!」
普段は手を肩より上に伸ばすことができない。しかし、マッサージを受けたあとには頭上で手首を握れるくらいにほぐされていたのである。
これは凄い、となり継続してマッサージを受けようと思ったのだが、マッサージ師はいつもは東京にいないのでなかなかタイミングが難しい。そこで、マッサージ師より「肩を開くように意識しなさい」とアドバイスを受けた。あおは肩の狭まりが一番ひどく、腰の痛みも肩から来ているということであった。

しかし、あおは「常に肩を開くように意識しない」と言われても「そんなの覚えられているわけないじゃない」というのである。もっともだよな、と「まぁ、ダメなら近い整体にでも通わせるか」と考えていたのだが、数日後にはあおはネットで矯正ベルトを買っていた。「そんな高いのを買うのか」と聞いたのだが、「身体に使うものの金はケチるとろくなことがないからねー」というのである。まぁ、高いと言っても6000円前後なので、ダメならダメでまぁいいかと考えていたのだが、あおが矯正ベルトを着けてから、姿勢が日に日に良くなってきて驚いた。

また、数日に1回はマッサージを続けているが、肩の板のように硬いポイントが減っていた。マッサージを受けてから3週間ほど経つが、今でも腕がちゃんと回るくらいに柔らかいままである。

なら、最初からつけておけという話であるが、人間、メリットを感じないことはしないものである。今回はあおが「身体が柔らかいとはどういうことか」という感覚が芽生え、それを維持しようという意欲が生まれたから買った。逆に言えば、無理につけさせようとしてもモチベーションは維持できなかったであろう。

で、俺も姿勢の悪さについてはあおに負けないくらいひどい。家族や周囲からも姿勢の悪さはしょっちゅう指摘されているのだが、背が高過ぎてねこぜになりがちと言い訳していた。確かに背中を丸めすぎることによる痛みは感じていたので矯正ベルトを買うことは検討していたのだがサイズがない、という問題があった。

今回、あおが買った矯正ベルトはかなり広い範囲をカバーしており、上は180cmにも対応しているもの。ためしにつけたらどうだ、ということで「無理だろう」とつけてみたのだが、意外と使える。そして、背中がきちっと伸びる感覚が思いの外気持よく、先日なんとかお金が入ったこともあり、購入に踏み切った。

で、今、矯正ベルトをつけながらPCを打っているのだが、すでに色々なメリットがあることがわかった。

まず、背筋が伸びるのでPCに異様に顔を近づけないですむ。見た目がいい、とあおはいうのである。また、PC全体を眺めることができるので、いつもより文書を打つスピードが早い気がする。
次に、明らかに肩と背中の負担が少ない。いつもは10分程度で肩や背中が疲れてこってくるのだが、今は30分打ち続けても伸びをしなくてよい。
さらに、いつも顎をつきだした格好でPCを使っているが、今はちゃんと頭を背骨で支えているのか、首も疲れない。さらには息の通りも良いのか、酸欠状態にならないのである
また、血がすーっとまっすぐに頭に入っていくような感じで頭がすっきりするような気もする。
これは大変良い買い物をした、と感激している。

発達障害者は妙に背筋が弱いのか姿勢が悪い人が多いようである。もし、今後も使い続けて姿勢改善が定着したら、また別に記事を書こうと思う次第である。

今回、さらにあおは特殊な靴を買った。

これは足首の関節が弱い子供向けの靴なのだが、あおは足首をひねることが多く、歩くときもふらつきが大きい。足首を固定する靴を前より欲しがっていたのだが、なかなか良い物がなく困っていた。先日、あおが国際福祉機器展に遊びに行った時にこれを見かけて試着してみたのだが値段が安い割にしっかり固定され、デザインも良いということで早速注文した。
まだうちの中でしか履いてないが、「ここまで脱ぎたくないと思った靴は初めてだ!」というくらいに気に入っている。 この靴があおの生活になにか良い影響があれば、これもまた記事を立てたい。

今回、この2つで思ったのは、「便利な道具はとことん使うが良い」ということだ。「身体をこう意識して生活すれば体に良い」とはよくいうが、我々はそんなことはすぐに忘れるくらいアタマが悪いのである。ところが人間とは頭が良い人の発明を使うことができる文化的動物であるので、便利な道具を使うことで体の不調を防げるならどんどん使っていくべきだと再確認したところである。

道具を使うって楽するのはけしからん、という声も大きいが、そもそも人間は道具を使うことで発展してきた動物なのである。そんな事を言う人は、極寒の中、裸で放り出して我々はこたつで温まればよい。

というわけで、次は「人間をダメにするソファー」と「人間をダメにするデスク」が欲しい、とあおに言ったところ、「ふざけんな死ね」と怒られたところで今日は筆を置くことにする。