「青春基地」というサイトが炎上し、現在無期限休止状態に追い込まれました。
炎上した流れについては、以下のサイトを見ていただければ。
想定外の晒し上げをつくる!10代のメディア「青春基地」が3度の大炎上
「Copy writing」騒動の「青春基地」が謝罪文を訂正 高校生記者の意見が掲載されるも「内容が不穏」の声
応援する? それとも叩く? 10代向けメディア「青春基地」の光と影
今回、「既に終わった」この事態について取り上げたいのは、おそらく彼女には届かないでしょうが、「ネットメディアに関わっている私から、炎上した高校生へ伝えたいこと」があるからです。
以下、炎上した「あなた」へ宛てる言葉です。
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「炎上したあなたへ」
はじめまして。私はくらげと申します。
おそらく、読まれることはないでしょうが、私はあなたに伝えたいとことがあります。
私は今、31歳の「大人」です。
私は本を出版し、それと並行して様々なウェブメディアでも執筆しています。
もし、あなたがこれを見ることがあれば、あなたのほんのちょっとした先輩として、話を聞いてもらえないでしょうか。
私はあなたが青春基地に書いた記事を読みました。
あなたがあの人物に興味を持ったのはなぜなのか、本当のところはわかりません。
世代の違い、ネットに対する意識の違い、そのようなものの断絶はおそらく埋められないでしょう。
ですが、それだけです。
私がこれまで炎上せずに、あなたが今回「炎上」したのは、興味を持ったものが違った。
それだけなんです。
同時に、あなたの文章には、真っ直ぐな、素敵なものの断片を感じました。
私は、あなたが今回の騒動を乗り越え、その素敵な文章力を更に伸ばして欲しいと、本気で感じています。
といっても、あなたは今、ひどく落ち込み、傷ついていると思います。
でも、その自責はおそらく間違っているのではないか私は感じるのです。
あなたは、青春基地が閉鎖してしまったのは自分のせいと自分を責めているかもしれません。
もしかしたら、50人の仲間を裏切ったと悔やんでいるかもしれません。
しかし、それはあなたの責任ではないのです。
そのことを、ちょっとだけ、説明させてください。
わたしは様々な「ネットメディア」に接してきたものとして、今回の騒動には怒りを感じています。
もちろん、あなたにではなく、「ネットメディア」の名前を掲げながらも、あなたに責任を押し付けてにげた「大人たち」にです。
私はライターと運営者の責務は全く違うものと考えています。
ライターは書くことに、運営者は記事をどのように掲載するかに責任を負います。
メディア運営においては運営者とライターは両輪であり、どちらがエラい、というのはありません。
ですから、私は信頼できる運営者がいる仕事を優先しますし、そのような方と出会えるはこと喜びです。
逆に、まともなポリシーを持たない「メディア」と仕事をすると酷い目にあう、ということも身をもって学びました。
そして、青春基地の「大人たち」は、残念ながら、編集者としての能力がなかったように感じます。
運営者とは、とくに「メディア」を掲げるならば、「メディアの役割」を自覚し、それに合わせて誰に何を書かせるのか、その責任も負わなければならないものなのです。
失礼ですが、若いあなたたちが自由気ままに記事を書いてしまえば、それはメディアでも何でもなく、単なる日記帳にしかならないのではないでしょうか。
運営者が「自由なメディア」と言ってあなたに自由に書かせていたかもしれません。
しかし、自由に書かせる、とはとてもリスクが高いものなのです。
そして、あなたの記事がどのような影響力があるのかまったく見極めずに掲載してしまった。
それは、運営者の無能の問題であり、あなたが責められるものではないのです。
あなたは確かに「おかしな記事」を書いたかもしれない。
パクリツイートアカウントを本気で「素敵なアカウント」として認識していたかもしれない。
しかし、そこは「若さゆえの過ち」で済む問題に過ぎません。
私が調べた範疇では、あなた自身を批判する声はほとんど見ませんでした。
それはなぜか。
この騒動を批判している方々が大人だからです。
日々の仕事をこなしている「立派な」大人たちは、この責任がどこにあるか知っています。
あなたの味方は、ちゃんと世の中に存在します。
あなたは若い。この過ちから学べることはたくさんあるでしょう。
だから、あなたは前を向いて、歩いてください。
そして、文章を書くことを嫌いにならないでください。
あなたは素敵な言葉の数々に心惹かれるなら、今度は、あなたが素敵な言葉を紡ぐ人になってください。
私の好きな元ちとせさんの「語り継ぐこと」という歌があります。
その中にこんな言葉があります。
「語り継ぐことや伝えていくこと 時代のうねりをわたってゆく船」
語ること。それは、私たちが世の中を紡ぐこと。
あなたの言葉も、世の中を紡ぐ糸であり、書くことは、この時代を紡ぐこと。
だから、あなたも「語り継ぐこと、伝えていくこと」
そのことをあきらめないでください。
それが、「大人」としての私からのあなたへのエールです。
炎上した流れについては、以下のサイトを見ていただければ。
想定外の晒し上げをつくる!10代のメディア「青春基地」が3度の大炎上
「Copy writing」騒動の「青春基地」が謝罪文を訂正 高校生記者の意見が掲載されるも「内容が不穏」の声
応援する? それとも叩く? 10代向けメディア「青春基地」の光と影
今回、「既に終わった」この事態について取り上げたいのは、おそらく彼女には届かないでしょうが、「ネットメディアに関わっている私から、炎上した高校生へ伝えたいこと」があるからです。
以下、炎上した「あなた」へ宛てる言葉です。
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「炎上したあなたへ」
はじめまして。私はくらげと申します。
おそらく、読まれることはないでしょうが、私はあなたに伝えたいとことがあります。
私は今、31歳の「大人」です。
私は本を出版し、それと並行して様々なウェブメディアでも執筆しています。
もし、あなたがこれを見ることがあれば、あなたのほんのちょっとした先輩として、話を聞いてもらえないでしょうか。
私はあなたが青春基地に書いた記事を読みました。
あなたがあの人物に興味を持ったのはなぜなのか、本当のところはわかりません。
世代の違い、ネットに対する意識の違い、そのようなものの断絶はおそらく埋められないでしょう。
ですが、それだけです。
私がこれまで炎上せずに、あなたが今回「炎上」したのは、興味を持ったものが違った。
それだけなんです。
同時に、あなたの文章には、真っ直ぐな、素敵なものの断片を感じました。
私は、あなたが今回の騒動を乗り越え、その素敵な文章力を更に伸ばして欲しいと、本気で感じています。
といっても、あなたは今、ひどく落ち込み、傷ついていると思います。
でも、その自責はおそらく間違っているのではないか私は感じるのです。
あなたは、青春基地が閉鎖してしまったのは自分のせいと自分を責めているかもしれません。
もしかしたら、50人の仲間を裏切ったと悔やんでいるかもしれません。
しかし、それはあなたの責任ではないのです。
そのことを、ちょっとだけ、説明させてください。
わたしは様々な「ネットメディア」に接してきたものとして、今回の騒動には怒りを感じています。
もちろん、あなたにではなく、「ネットメディア」の名前を掲げながらも、あなたに責任を押し付けてにげた「大人たち」にです。
私はライターと運営者の責務は全く違うものと考えています。
ライターは書くことに、運営者は記事をどのように掲載するかに責任を負います。
メディア運営においては運営者とライターは両輪であり、どちらがエラい、というのはありません。
ですから、私は信頼できる運営者がいる仕事を優先しますし、そのような方と出会えるはこと喜びです。
逆に、まともなポリシーを持たない「メディア」と仕事をすると酷い目にあう、ということも身をもって学びました。
そして、青春基地の「大人たち」は、残念ながら、編集者としての能力がなかったように感じます。
運営者とは、とくに「メディア」を掲げるならば、「メディアの役割」を自覚し、それに合わせて誰に何を書かせるのか、その責任も負わなければならないものなのです。
失礼ですが、若いあなたたちが自由気ままに記事を書いてしまえば、それはメディアでも何でもなく、単なる日記帳にしかならないのではないでしょうか。
運営者が「自由なメディア」と言ってあなたに自由に書かせていたかもしれません。
しかし、自由に書かせる、とはとてもリスクが高いものなのです。
そして、あなたの記事がどのような影響力があるのかまったく見極めずに掲載してしまった。
それは、運営者の無能の問題であり、あなたが責められるものではないのです。
あなたは確かに「おかしな記事」を書いたかもしれない。
パクリツイートアカウントを本気で「素敵なアカウント」として認識していたかもしれない。
しかし、そこは「若さゆえの過ち」で済む問題に過ぎません。
私が調べた範疇では、あなた自身を批判する声はほとんど見ませんでした。
それはなぜか。
この騒動を批判している方々が大人だからです。
日々の仕事をこなしている「立派な」大人たちは、この責任がどこにあるか知っています。
あなたの味方は、ちゃんと世の中に存在します。
あなたは若い。この過ちから学べることはたくさんあるでしょう。
だから、あなたは前を向いて、歩いてください。
そして、文章を書くことを嫌いにならないでください。
あなたは素敵な言葉の数々に心惹かれるなら、今度は、あなたが素敵な言葉を紡ぐ人になってください。
私の好きな元ちとせさんの「語り継ぐこと」という歌があります。
その中にこんな言葉があります。
「語り継ぐことや伝えていくこと 時代のうねりをわたってゆく船」
語ること。それは、私たちが世の中を紡ぐこと。
あなたの言葉も、世の中を紡ぐ糸であり、書くことは、この時代を紡ぐこと。
だから、あなたも「語り継ぐこと、伝えていくこと」
そのことをあきらめないでください。
それが、「大人」としての私からのあなたへのエールです。