こんばんわ。くらげです。

現在、ただでさえ悪い滑舌がさらに悪くなっております。

原因は虫歯治療で歯茎に麻酔を打たれたからなんですけど。二本も。

一本目を「はい、失礼します」と打った後にギーンガリガリガリとドリルで削られていたら、ギーンギャーンとアルミホイルを奥歯で噛んだものを10倍くらいにしてシャープにしたようなものが。

「アキャンキャンゴミャーン!?」と声にならない叫びをあげていたら、歯医者は「あ、足りなかったですね。もう一本追加しておきますね」と田舎のばあさんが漬け物を大盛りにして持ってくるときのような態度で言うわけです。

もちろんお願いしましたけど。

そういうわけで、いつもなら8時半には切れている麻酔が未だに残っていて、発音や食事に大変支障が出ている状態です。

まず、コップからまともに水が飲めない。口の端から微妙にこぼれ落ちるとの、どういうわけか噴出する。

ご飯を食べようにもまともに味がしないし、ろくにかめない。ぼろぼろこぼす。

せっかく、親からおくってもらった有機栽培の新米だというのに味がわからぬ。罪悪である。くらげさんの人生訓の8割は食にまつわることである。そのボクが飯を味わえないと言うことはボクの存在価値が芥のごとにではないか。八割死んでいるのではないか。つまり今のボクは8割死んでいて2割死んでいるのである。シュレディンガーの猫でも死んでいるのは五割であるから、ボクはいま猫より生きていないのである。幽霊か。幽霊は食事をしない。ということは、味が分からないであろう。では、やはり飯の味が分からないということは幽霊である。ふむ。飯を味わって食えない人生は幽霊だ。生きていないのだ。飯を食えることは生きているのだ。すばらしい。

などと考えていたら、あおが「間抜けな顔がいつもの10割増しで阿呆顔になってる」というのである。この阿呆顔が麻酔のせいなのか阿呆なことを考えていたからなのかは知らぬ。

あと、Google音声入力が全く使い物になっていません。

だるいときは調べ物は音声入力を使っているのですが、いつもは5割前後の認識率が本日は3割以下なんじゃないかというくらいには読み込んでません。

あおは「スマホだってたまに耳をふさぎたいときもあるんだよ」とかスマホをいたわっていますが、ボクは「機械は休まないからこそ機械なのであり、休むなら人間でいいのだ。それやると短期間で壊れるが、そういう企業が多いから日本人は疲弊しているのだ。人間と機械の違いは機械はサボらないけど人間はサボるということであって、サボるからこそ人間は人間なのです。大いにサボりたまえ、サボることは神が人間に与えた権利であるぞ。」と主張しました。

そしたらあおは「唇もごもごしてて何を言ってるか分からねぇよ!」と怒るのです。哲学が分からない人間はこれだからやーねー。

まぁ、明日の朝には治ってるでしょうけど、唇一つ動かないだけで人間かなり困るものでして、生き物の身体とは実に無駄のないタイトな設計になっているもんだ、と思いますね。

というわけで、マジでどうでもいい話でした。

いや、どうでもいい話のほうが大好きなんでけど。

では。